活動報告

平成27年度事業報告(学生交流委員会)

事業報告の概要

委員長校 :甲南大学

副委員長校:神戸親和女子大学

委員校:関西国際大学、関西学院大学、聖和短期大学、甲南女子大学、神戸大学、
神戸海星女子学院大学、神戸学院大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸女学院大学、
神戸女子大学、神戸女子短期大学、神戸常盤大学、神戸常盤大学短期大学部、
神戸山手大学、神戸山手短期大学、園田学園女子大学、園田学園女子短期大学部、
宝塚大学、姫路獨協大学、兵庫県立大学
計22校

目的

学生交流委員会では、学生プロジェクトプラン・コンペ事業、学生交流事業、学生ボランティア事業の3つの事業により、コンソ加盟大学の学生に対して、他大学の学生との交流、自治体・企業など地域社会との交流、被災地との交流、社会人との交流等の場を提供することにより、参加した学生に様々な交流を促し、この経験が大学4年間の学生生活の充実に資するよう、各種プログラムの内容の充実を図り、実施したいと考える。

内容

学生交流委員会は、学生プロジェクト事業、学生キャリア交流事業、学生ボランティア事業の3つの事業について、平成27年度は、平成26年度の事業評価シートに対する企画運営委員会からの事業改善提案を踏まえ展開した。
学生プロジェクト事業「キッズフェスティバル」は、子どもや保護者、他大学生との交流事業として実施した。学生キャリア交流事業は、社会人や他大学生との交流事業として実施した。学生ボランティア事業については、過去4年間の経験を踏まえ、学生ボランティアリーダーの養成とともに、学都仙台コンソーシアム(尚絅学院大学、東北学院大学)、神戸市社会福祉協議会との連携をベースに登録ボランティア制度を継続して実施した。
また事業の実施体制として、ユニット制での実施を開始した。上記3事業に基づく3ユニットのいずれかに全加盟校が参加し、ユニットごとに企画立案から実施まで一貫して行う。ユニット制の実施により、各加盟校のコミットメントを増やし、多くの加盟校に主体的な参画を促し、学生交流の実質化に繋げることを目的に行った。

期待される効果

学生交流委員会では、この3つの事業により、コンソ加盟大学の学生に対して、他大学の学生との交流、自治体・企業など地域社会との交流、被災地との交流の場を提供することができた。また参加した学生に様々な交流を促すことにより、学生自らが他大学の学生と協働し企画を実現することによる能力向上の機会を提供できることができた。この二つが平成27年度における本委員会事業による効果である。

(実施プログラム概要)
@ 学生プロジェクト交流事業(リーダー校:神戸親和女子大学)
プログラム名 事業分類 地域交流・学生交流
キッズフェスティバル2015
目的 <活動目的・ねらい・など>
学生プロジェクト事業は、大学コンソーシアムひょうご神戸に加盟している大学の学生に、子どもとの交流、親御さんとの交流、他大学生との交流を通じて、自ら考え行動する力を身につけることはもとより、社会に適用するために求められる「社会人基礎力」を身につけることを目的とする。特に、将来、子どもに関わる仕事、ひとに触れ合う仕事を希望している学生にとっては、貴重な体験となる。このプロジェクトによって現場体験することで、企画力、調整力、対応力、実践力、コミュニケーション力等が身につき、有意義な学生間交流が図られると期待している。
内容

実施内容
学生プロジェクト事業は、「学生と子どものふれあいを通した学生の交流」をコンセプトに据え、イベントの企画・立案、イベントの運営等のマネジメントを行うことで、自ら考え行動する人材の育成および企画力、創造力や運営力等、学生が社会で求められる適応力を身につけることを目的として実施。
「キッズフェスティバル」と題し、「子ども」をテーマにイベントを企画、運営する。具体的には、子どもたち(キッズ)を対象とした、「スポーツ」、「音楽」、「食」、「あそび」、「ものづくり」等の小テーマを設定し、各大学から学生が参加した。

企画・運営の進行方法など
参加大学の運営スタッフ(学生リーダー1人、サブリーダー(参加大学から1名:6人))とともに、参加学生全員を対象に学生実行委員会 会議(計4回)、会場下見見学会(計1回)を実施。各団体が、大学間、団体間の枠を越え、連携、協力しあい実施していくことで、企画段階から他大学の学生および教職員、他団体の学生および職員の間での交流が深まった。

結果
学生プロジェクト事業は、大学コンソーシアムひょうご神戸に加盟している大学の学生に、子どもとの交流、その保護者との交流、他大学生との交流を通じて、自ら考え行動する力を身につけることはもとより社会に適用するために求められる「社会人基礎力」を身につけることを目的とした。特に、将来、子どもに関わる仕事、ひとに触れ合う仕事を希望している学生にとっては、実践の場ともなり貴重な体験となった。このプロジェクトによって現場体験することで、企画力、調整力、対応力、実践力、コミュニケーション力等が身につき、有意義な学生間交流が図られ、この活動主旨はクリアされたと感じている。イベントの運営企画する主役は学生であるとし、学生主体の運営会議を4回(学生のみ:平均38人参加)と、会場下見見学会(学生のみ:31人参加)を1回行った。各会議では、学生同士意見をシェアし、ともに助け合い、譲り合うなどの他大学学生間での自発的な交流の姿が見られた。また、イベント前日の下準備へも自ら参加をし献身的な行動があった。

実施概要

キッズフェスティバル2015当日
【開催日時】2015年11月22日(日)10:00-15:30
【場所】神戸市立王子動物園 動物園ホール
【主催】大学コンソーシアムひょうご神戸
【後援】神戸市
【参加者数】子ども各回150人x2回(第1部、第2部)、来場者総数:約1,000人
【出展参加ブース】
関西学院大学    (3ブース) / 関西国際大学 (2ブース)
甲南女子大学    (1ブース) / 神戸常盤大学 (1ブース)
              *学園祭にてサテライト出展
園田学園女子大学 ( 2ブース) / 兵庫大学    (1ブース)
神戸親和女子大学 (10ブース)
合計 7大学21団体(20ブース)

キッズフェスティバル2015準備
【日時・参加学生数(別途:教職員、運営スタッフ合計)】
○学生実行委員会
@6月26日・34人(4人) / A7月15日・35人(7人)
B10月6日・42人(6人)/ C11月9日・41人(7人)
場所:神戸親和女子大学 三宮サテライト教室、時間:18:30-20:00
○会場下見見学会
9月27日・31人(6人)
下見会場:神戸市立王子動物園 動物園ホール、時間:13:30-14:30
打合会場:兵庫国際交流会館(JASSO)、時間:15:00-17:00
○前日準備
11月21日・4人(3人)
場所:神戸市立王子動物園 動物園ホール、時間:16:30-18:00

運営体制 学生交流委員会(担当:神戸親和女子大学)、大学コンソーシアムひょうご神戸事務局
成果

報告書をまとめるにあたり、イベント終了後に参加21団体にアンケートを実施した。
自分の催しを振り返っての良かったところ、今後工夫が必要なところや来場者への対応について振り返りをお願いした。
以下の7点については、活動する前と活動してからの自分達の成長度合いを5段階にして認識してもらった。

@ 企画力:立案し、プレゼンを行い、その企画を実現させる力
A 創造力:アイディアを出し合い企画する力
B 運営力:所属する団体組織を引率したり、協力し合う力のこと
C 対応力:他大学学生間、参加者(子どもとその保護者の方)に対応する力のこと
D 実践力:企画したアイディアを実行するための力
E コミュニケーション力:他大学学生間、参加者(子どもとその保護者の方)に対応する力のこと
F 社会で求められる適応力:キッズフェスティバル2015の実行委員のメンバーの一人としてがんばる力

以上の内容(下記参照)から、キッズフェスティバル2015を通じて学生達の自己および所属する団体の成長も感じられた。

キッズフェスティバル2015に参加されてどうでしたか?というところで、下記の 3つの質問をしたところ、
1)参加してよかった。 2)どちらとも言えない。 3)次回は参加を控えたい
アンケートに回答した19団体(90%)から、”参加してよかった” という回答があった。
しかし1団体から ”次回は参加を控えたい”、さらに1団体から ”どちらともいえない” との返答があった。

催しを通じて地域の子どもやその保護者とのふれあい、他大学の学生との交流をあげる意見も多くみられ、コンソーシアムの主旨である学生交流という点においては有効であったと感じとれた。また将来的に、そこから団体同士、学生同士レベルでの交流が広がりそうな予感も見受けられた。他にも、「自分たちで企画していると 実感できた」や、「実際に行動 してみないとわからないことだらけでした。良い経験になりました!」や、「他大学・他ブースがどんなものか知るきっかけになった」などの意見もあり、この経験を糧に今後の各自の活動に、さらなる幅や奥行きが生まれることを期待できることから、学生達に、普段の活動の集大成および、進歩(改善)を披露する場としても、キッズフェスティバルを今後も継続して提供していきたい。

改善提案と対策 会場の確保が課題である。立地条件の良い、広いスペースで、使用料の安いところ。
しかし、この条件は現実的にはほぼ不可能である。可能な範囲で会場を確保せざるを得ず、その中でいかに有効な実施につなげられるかが鍵となる。参加団体の絞り込み等を、考える必要も出てくるものと思われる。
A 学生キャリア交流事業(リーダー校:神戸大学)
プログラム名 事業分類 社会連携・学生交流
地元企業見学会−社会人との交流による知を求めて−
目的 <活動目的・ねらい・など>
地元の優良企業を訪問して社会人の方から様々な事を学び、多面的な思考形成に寄与すること並びに他大学生との交流により相互啓発させること。
内容 本事業の取組体制としてユニット校(参照:運営体制)を編成して、企画、公募(30名募集、ES:志望動機、要望等の申請)を行ったが、8名の応募(関学3、親和女子2、山手1、海星女子1、神戸女学院1:当日急病で欠席)であり7名(含 留学生3名)の参加であった。企画当初は学生のグループリーダーを決め当日の予定を学生間で話し合うなどを計画していたが、人数も少なく応募者のESの内容も充実していたので、全員を採択した。参加者間でES内容を共有化して、当日を迎えた。
訪問企業2社は、応募人数が少なくても受入れる旨を事前に了解くださったことは運営をする側としてとてもありがたく感じるものであった。更には当日の内容も周到に計画されており、参加学生から両社の対応の熱心さと、地元企業の新しい知識を得たよろこびの意見が多数あった。
しかしながら、学生同士の交流は当日のみであったので深まらなかったことは、多い反省すべき点であった。
実施概要

【日時】
平成27年9月11日(金)午前10時午後4時
(1)概要説明(60分)

(2)製造又は機器メンテ及び在庫状況の見学と意見交換(30分)

(3)見学の感想と質疑応答(30分) 

【場所】 
午前:株式会社あみだ池大黒 西宮市西宮浜1-4-1 
午後:株式会社レックス 西宮市西宮浜3-29

   
運営体制 ユニット校制(6校)による運営(構成:神戸大学(リーダー校)、神戸海星女子学院大学、神戸学院大学、 神戸松蔭女子学院大学、神戸女学院大学、神戸山手大学・短期大学)
成果

応募者はESの内容及び当日の質問状況などから各自が意欲的に取り組んでおり、参加者同士の刺激にもなったことと思慮する。地元企業である株式会社あみだ池大黒(食品製造、販売)と株式会社レックス(計測機器レンタル)の概略と企業活動の一端が解り、地元企業の新しい知見を得たことは有意義であったと判断する。

(参考:参加者アンケート要約)
老舗企業(あみだ池大黒)の伝統と新商品開発という革新の両面、フレンドリーな雰囲気と女性社員も多い企業間取引会社(レックス)の現場を、両企業の説明者から企業人としてのプライドと情熱を強く感じた旨の意見が多数あった。

改善提案と対策 告知の時期が7月中旬であったので夏季休業に入っている大学もあり、若干遅かったことが参加者数が少なかった大きな原因と考える。告知時期を早期にし、参加学生同士が話し合える場(含 事前打合せ)を提供し交流を深められる工夫が必要であった。
地元には優良企業が多数あり、現地見学と意見交換を行うことにより提供者視点の考えを少しでも得ることは思考の拡大からすると有意義である。
B 学生ボランティア事業(リーダー校:甲南大学)
プログラム名 事業分類 社会連携・地域交流・学生交流
学生ボランティア事業
目的 <活動目的・ねらい・など>
本事業において、リーダーの養成を行うとともに、新たに公募する登録ボランティアに様々な機会を提供し、被災地のニーズの把握に基づく学生の自主的自発的なボランティア企画の実現を目的とする。
これまで現地のボランティア窓口となっていた尚絅学院大学や東北学院大学との継続連携も行い、被災でストレスを抱えた子供たちのケア等、仮設住宅に居住されている方々への一助となれるよう、学生ならではの交流活動に取り組んでいく。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県下にある大学、本コンソーシアムとして震災復興支援を貢献する。
内容

・実施内容
東日本大震災の被災地の復興支援のため、平成23年度から計7回(宮城県5回、岩手県2回)、ボランティア活動を実施してきた。
この4年間の経験を踏まえ、今年度も学都仙台コンソーシアムのボランティア担当校である東北学院大学や尚絅学院大学、神戸市社会福祉協議会との連携の下、夏休み登録ボランティアを実施した。
本事業の取組体制としては、ユニット校5校(甲南大学(リーダー校)、関西国際大学、神戸女子大学・短期大学部、園田学園女子大学・女子短期大学部、姫路獨協大学)を編成して実施した。

・具体的な進め方など
平成27年度も、本ボランティアに参加した学生から学生ボランティアリーダーを募り、企画運営に参加してもらい、新たに募集する登録ボランティア学生向けの各種研修会、現地でのボランティアニーズ調査等のサポートや報告書の作成等を担ってもらい、学生自身の企画立案による意味のある交流ボランティアプログラムとして実施した。

【開催時期】2015年4月より募集開始し、8月末から4泊5日の被災地ボランティアを実施した。
9月後半に事後報告会を実施し、その後、ボランティア報告書を作成した。
【場所】宮城県仙台市・名取市
【参加者数】学生リーダー7名、学生登録ボランティア25名

実施概要

■東北でのボランティア活動
【日時】8月28日(金)〜9月1日(火) 4泊5日(車中2泊)
【場所】宮城県仙台市:東北学院大学
    宮城県名取市:仮設住宅(愛島東部、植松入生)、
    保育所(増田、名取が丘)、児童センター(増田、名取が丘)、
    尚絅学院大学
【主催】大学コンソーシアムひょうご神戸、神戸市社会福祉協議会
【協力】学都仙台コンソーシアム大学間連携災害ボランティアネットワーク(東北学院大学)、尚絅学院大学、名取市社会福祉協議会

■事前研修および事後報告会
・5月16日(土):オリエンテーション、第1回ミーティング、第1回研修会
・5月30日(土):第2回ミーティング、第2回研修会
・6月13日(土):第3回ミーティング、第3回研修会
・6月27日(土)〜28日(日):事前ヒアリング(学生6名、スタッフ3名により上記ボランティア活動場所を訪問しニーズ調査を実施)
・7月4日(土):第4回ミーティング
・8月1日(土):第5回ミーティング
・8月8日(土):第6回ミーティング
・8月22日(土):第7回ミーティング、第4回研修会
・9月26日(土):事後報告会

運営体制 学生交流委員会(担当:甲南大学)、大学コンソーシアムひょうご神戸事務局
共催:神戸市社会福祉協議会
成果

昨年度に引き続き学生が企画立案を行い、実現可能性について、6月の事前ヒアリングで検証する機会を設けたため、より現実的なボランティア計画を策定することができた。また自分たちの企画であることから、準備や当日の運営や後片づけ、事後報告会までの一連の活動について、しっかり行うことができた。さらに前回参加学生から希望を募って「学生リーダー」という形で本事業に参加してもらい、昨年度の経験を活かした充実した活動を行うことができた。また学生の運営体制も昨年度の反省を踏まえて、前回参加者を「サポーター」ではなく「リーダー」として明確に位置づけたことにより、円滑な活動に寄与した。

多くの子供たちや仮設にお住まいの方々と交流ができ、参加した学生には、被災地の現状、今現在求められていることを考える貴重な機会になったと思われる。また東北学院大学、尚絅学院大学、神戸市社会福祉協議会との連携が活動の幅を広げ、着実に各種取り組みの充実に繋がっている。参加した学生から、普段経験できない多くのことを学ぶことができたとの感想もあり、今回の活動は、参加学生にとって、有意義なものとなっていることを確信する。

また今年度は本ボランティア活動への応募数が急増した。昨年度の反省を踏まえ応募情報(日時・費用等)を明確化したことに加え、過去2年の本ボランティア活動参加者からの口コミによる応募者が増えており、登録ボランティア制度を継続して行ってきたことの成果が出始めていると思われる。応募情報を明確化したことにより、登録後の辞退者が昨年より減少したことも成果の一つである。
今後、本活動の成果を発信するために、編集委員会を立ち上げて報告書を作成し、加盟大学や関係機関等への配付を行う予定である。

さらに今年度も外部からの補助金等を獲得し、経費削減にも努めることができた。兵庫県の「復興サポート事業」から100万円の助成金を獲得したこと、また共催の神戸市社会福祉協議会からは約50万円の分担金を負担いただく予定であり、実施コストの削減にも努めることができた。

改善提案と対策 改善点としては、@登録ボランティア学生の登録後の辞退者が複数名出たことA次年度へ向けた学生ボランティアの育成、があげられる。辞退者は昨年度から減少したとはいえ、大学の授業やインターンシップ等の理由により発生したため、今後は募集時や活動期間中に出来るだけ詳細なスケジュールを随時案内することで辞退者のさらなる削減に努めたい。また今回学生リーダーの多くを4年生が占めたため、次年度の学生リーダーを担える学生数が昨年と比べ減少している。学生リーダーの意見を反省会等において集約し、次年度の運営に活かす予定である。

また共催相手である神戸市社会福祉協議会との連携についても、改善の余地がある。現在の当ボランティア活動は参加学生へのボランティア教育に重きを置いて実施しており、地域福祉という観点からも活動内容を再検討することを予定している。

継続性としては、今までの経緯を踏まえると、参加学生の貴重な経験の機会と捉えれば継続すべきである。また、被災地では求められるボランティアの内容が変化してきているという一面もあるが、仮設住宅にお住まいの方や保育所・児童センターの子どもたちに喜んでいただいた事実もあることを踏まえ、学生教育および地域福祉の両点から、プログラムのあり方について検討する必要がある。

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